★お知らせ★2021年度新規生徒さま募集につきまして

budget

平成27年の文科省の概算要求の中に、嬉しいニュースがありました。

○英語教員の英語力・指導力強化のための調査研究【新規】
○小学校英語の教科化等に対応した外部専門人材の活用【新規】 2,220人

どちらも新規予算です。これが実行されれば、全国の小学校の英語教育が大きく変わると思います。

同じく先日公開された、『英語教育の在り方に関する有識者会議 指導体制に関する小委員会(第2回) 議事録』は、非常に興味深い内容でした。ペンシルベニア大学のアソシエイト・プロフェッサー(准教授)であり、TESOLプログラムのディレクターもされているバトラー後藤裕子氏が、東南アジア諸国の英語教育に関する経験をふまえて語っておられます。
個人的な覚え書きになってしまいますが、特に気になったところを抜粋しておきます。

  • 最近は、非常にアジアからの先生方が留学なさってくるケースが増えてまいりまして、7割近くがアジアからの先生方という形になってきて(中略)残念ながら、日本の方は1人も、もう五、六年ずっといらっしゃらなくて、できれば日本の先生方がもっと来てくださるといいなと痛感しているこの頃です。
  • 指導者に必要な英語力・技術指導に関してですが、(中略)ただ、小学校で教える英語というのは、そんなに高度なものではないので、小学校の先生に求められる英語力はそんなに高くなくていいのではないかという議論 はどこの国からも出てくるのですが、これは間違いであろうと考えています。小学校のレベルが易しいからといって、先生の英語力も低くていいという考えは誤りであると思います。
    香港:小学校から高校の英語の先生に同じ合格基準が設けられている
    ヨーロッパ:小学校の外国語教師の熟達度は、CEFRのB2が最低ライン
  • 中学や高校で優秀な英語の先生が小学校に入ったときに、必ずしもその力を発揮できるということにはならないということだと思います。
  • ネイティブに習う方が効果的という考え方は、特に保護者の間で非常に根強い考えなのですけれども、これは実証研究を見ますと、必ずしも正しくないということがわかります。(中略)私たちはネイティブの先生のクラスだと、英語にたくさん触れられるのではないかという期待感を抱きやすいのですが、教室での英語使用に関する実証研究を見てみると、(中略)平均値を見る限り、ネイティブスピーカーとノンネイティブスピーカーの間には差がなかったといった結果がでています。結局は、ネイティブスピーカーかノンネイティブスピーカーであるかが問題なのではなく、個人の資質の問題であるということが言えると思います。
  • 我々が、一つ心しておかなくてはいけないのは、ネイティブスピーカーは必ずしも教師として専門家でない人が大部分ということです。彼らは英語の使い手としてはプロだけれども、英語の指導者としてはプロでないということを認識しておかなくてはいけないということです。(中略)特に高学年になると、ネイティブスピーカーの先生の授業に少し抵抗を持つ子供たちが増えてくるという研究もあります。
  • ネイティブスピーカーが英語の指導者としてプロでないということを考えると、せっかくいろいろと指導したり、経験を積んだりして、英語の指導にもなれてきたなと思った頃に帰国されてしまうということが多々あります。そういうことを考えると、費用対効果が余り高くない。
  • 今、全世界で、アジアだけでなく、ヨーロッパでも、中東でも、南米でも、英語教育が加熱しているわけで、各国がすごい勢いでネイティブスピーカーの争奪戦 を行っているというのが現状です。このような状況の中で、優秀なネイティブスピーカーの確保はますます難しくなっています。
  • 今や、ネイティブスピーカーでアジアに興味がある学生の多くは、中国、台湾に行きたがります。(中略)それぞれの国に帰っていったときに、自分たちのキャリアで役に立つだろうという思わくで中国圏の人気が高いです。
  • ネイティブスピーカーのような発音を身に付けるべきという発想は既に時代遅れです。今は、ワールドイングリッシーズなどと言われておりまして、ネイティブ のような発音を身に付ける必要はないということを考えると、ネイティブから英語を学ぶという発想を我々はもうやめるべきではないかと私は考えています。
  • ネイティブスピーカーというのは、やはり子供の動機付けという面からも、異文化に触れるという面からも、非常に重要な役割を果たしていることは事実です。ただ、彼らの役割は、英語を使ってみる対象として捉えるべきであって、彼らから英語を学ぶという発想は捨てるべきではないかと考えているのです。
  • ネイティブスピーカーやボランティアに頼る政策は、ちょっと誤りなのではないかと考えます。彼らは、教育の専門家ではないので、英語を使う相手としての位置付けにすべきであると思います。

本当にその通りだと思う事ばかりです。こういうことを分かりやすくはっきりと言ってくださったことに、感動さえしています。
私も、バトラー後藤先生の仰ることにおおむね賛成ですし、同意見です。

日本人がだれでも日本語を教える事が出来ないのと同じだと言ってもなかなか浸透しないですし、「やっぱり英語はネイティブから習うのが一番!」という流れは止まらず、むしろ過熱してきました。ネイティブ・ノンネイティブ、どちらにしても、「英語教育」を学んでいない人の役割は「英語を使ってみる対象」であるべきだと思っています。


EikaiONEでは、教室でしっかり学んでもらいたいと思っています。そのために宿題もありますし、チャレンジングなこともやりますが、子どもたちは大人が思う以上のことをやってのけます。そうして学んだ事は、学校に来るALTや外国人と接する機会で実践してみて欲しいと思っています。

まだまだ日本の英語教育改革は始まったばかりです。さざ波程度です。これから、地域差も出てくるでしょうし、大きな波もいずれ来ると思います。どちらにしろ、日本の英語教育は変わらなければならないですし、その波に乗らなければならないのは、現場にいる子どもたちと先生方です。
わたしは、子どもたちにできるだけスイーっとスムーズに波に乗ってもらいたいと願っています。そのために出来る事を、今はEikaiONEでがんばっているつもりです。

日本にいる日本人にとって、英語教育・英語学習は長期戦です。
これから続く長い長い日本の英語教育改革の隅っこで、EikaiONEにできる役割をしっかりと果たしていきたいと思っています!

がんばるぞっp(^^)q

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